ジャック・ニコルソンが名優であることは、彼の出演した作品を何本が見た人なら知っていると思うが、アレクサンダー・ペインというあまり有名ではない新鋭監督の作品に、ニコルソンがなぜ出演したのかを考えれば、この作品の脚本があまりにすばらしいものであったことも、想像がつくと思う。
ジャック・ニコルソン演じるシュミットは、保険会社を定年退職した66歳の初老のちょっとさえない男。彼は、定年後のヒマな生活を不満やグチで過ごすネガティブな男でもある。しかし、突然の妻の死に直面し、自分の人生を見つめざおえない状況にたたされる。そうした中、娘がアホな男と結婚しようとしているのを阻止するため、キャッピングカーで旅立つ。その旅で、シュミットはいろいろな人と出会いながら、自分の人生に欠けていたもの、本当の幸福とは何かを少しづつ知っているいく。ラストで号泣するシュミットの心は、この物語を最後まで見た人にしかわからない感動として永遠に心に刻まれる。笑って泣けるこの名作は、ジャック・ニコルソンとアレクサンダー・ペインの見事なコラボレーションの結果生まれた。
http://www.aboutschmidtmovie.com/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008WJ2G/